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yoshiko's colorful life -growing diary☆

都内在住ワーキングママ yoshikoが、セミナー、様々な人との出会い、本などから学んだことをアウトプットして行動を変え、日々目標管理に励みながら、キャリアや人生のゴールを目指す日々の奮闘を書きます!今の興味は知財でのキャリアアップ(企業内弁理士)、キャリアと育児の両立、英語、子育て、国際交流、地域交流、セミナー情報等。お問合わせはこちらから☆https://ws.formzu.net/fgen/S86050461/

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yoshiko's colorful life-子育てdiary☆

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知財応用講座➁:デザインの著作権(2 どんな権利?)

「デザインの著作権」と題して、以下の内容について連続シリーズで書いています。

【論点】

  1. このデザインは著作物として認められるのか?(著作物の該当性) 
  2. このデザインに関してどのような権利が発生しているか?権利の帰属関係は?(権利の帰属関係)
  3. どのような契約を結んでおくべきか?(契約の必要性)

 

このうち、「1. 著作物の該当性」についてはこちら☆

colofullife.hatenablog.com

今回は「2. どのような権利が発生しているのか?(権利の帰属関係)」について説明します☆

f:id:colofullife:20170302152328j:plain

 

そもそも著作権って?

まずは、そもそも「著作権」とはについて。

 

著作権」とは、「著作物を排他的に支配する権利」で、出版、放送、インターネットなどの著作物利用に応じて、著作者に与えられた権利の総体(複製権・上演権・演奏権など)のことです。

 

我が国では、無方式主義(著作権の発生には登録などの手続きが不要)が採択され、著作物が制作された時点で著作権が発生しています。

 

すなわち、デザイナーさんが制作したデザインは、それが「著作物」に該当する場合、制作した時点で「著作権」が発生しているのですね。

 

そして、著作権が侵害されると、侵害者に対して刑事上及び民事上の責任を問うことができます。

 

引用:

著作権のことならこの1冊 (はじめの一歩)

著作権のことならこの1冊 (はじめの一歩)

 

 

著作者の2つの権利:著作人格権と著作権(財産権)

では、もう少し広げて著作者にはどのような権利が発生しているのか?について説明します。

 

著作者の権利は、大きく分けて以下の2つがあります。

  1. 人格的な利益を保護する「著作者人格権
  2. 財産的な利益を保護する「著作権(財産権)」

 

「1. 著作者人格権」は、著作者だけが持っている権利で、譲渡したり、相続したりすることはできません(一身専属権)。

 

一方、「2. 財産的な意味の著作権」は、その一部又は全部を譲渡したり相続したりできます。なので、そうした場合の権利者(著作権者)は著作者ではなく、著作権を譲り受けたり、相続したりした人ということになります。

引用:著作者にはどんな権利がある? | 著作権って何? | 著作権Q&A | 公益社団法人著作権情報センター CRIC

 

著作人格権とは?

著作人格権とは、著作者がその著作物に対して持つ人格的利益の保護を目的とする権利です。

具体的には以下の3つの権利があります。

 

  1. 公表権
    無断で公表されない権利

  2. 氏名表示権
    名前の表示を求める権利

  3. 同一性保持権
    無断で改変されない権利

 

著作権(財産権)とは?

著作権には以下の複数の権利があります。

  1. 複製権 
    著作者の許諾なく、著作物をコピーされない権利

  2. 上演権・演奏権
    著作物の許諾なく、公衆に上演・演奏されない権利

  3. 上映権
    著作者の許諾なく公衆に上映されない権利

  4. 公衆送信権
    著作者の許可なく公衆に送信されない権利

  5. 公の伝達権
    公衆送信された著作物を、著作物の許諾なく受信装置を用いて公に伝達されない権利

  6. 口述権
    著作者に無断で公衆に口述されない権利

  7. 展示権
    著作者の許諾なしに、無断で著作物を公衆に展示されない権利

  8. 頒布権
    映画の著作物の複製物を無断で頒布(販売・貸与など)されない権利

  9. 譲渡権
    著作物をコピーし、著作者の許諾なしに公衆に譲渡されない権利

  10. 貸与権
    著作物をコピーし、著作者の許諾なしに公衆に貸与されない権利

  11. 翻訳権・翻案権
    著作物を、著作者の許諾なしに翻訳、編曲、変形、翻案等されない権利(二次的著作物を創作することに及ぶ権利)

  12. 二次的著作物の利用権
    自分の著作物を原作品とする二次的著作物を、著作者の許諾なしに、利用(上記の各権利に係る行為)されない権利(二次的著作物の著作権者が持つものと同じ権利】

 

なぜ「契約」が重要なのか?

上述の著作権は「財産権」であり、「許諾権」なので、他人が著作権を使用する場合は、著作者の許諾が必要が必要になります。

また、上述したように、「譲渡や相続」も可能なのです。

 

なので、「どの権利が誰にあるの?」、すなわち「権利の帰属関係」が往々にして問題になるのです。

 

例えば、デザインの売買を行う時、
著作権のうち、どの権利が買い手に渡るのか?」

「どの権利が著作者に残るのか?」

が曖昧になってしまうのです。

 

なので、この点をしっかり契約で明確にしておく必要があります。

 

↓次の記事では、このあたりのことについて、「3. どのような契約を結んでおくべきか?」を説明していきます。

colofullife.hatenablog.com