株式会社チームイノベーション CEOの村田美穂さんによる「次世代ファミリーチームビルディング」のセミナー内容をご紹介しています☆
【前回のおさらい】
➀ 進化論(セルフイノベーション)
➁ 目的論(未来からのキャリアデザイン)
➂ エッセンシャル思考(パレート思考)
今回は、更にステップアップするための必要なスキルとして、以下の3つのスキルを説明します☆
➀ コーチング(コミュニケーション)
➁ マネジメント(リーダーシップ)
➂ チームビルディング
そして、このような知識をどのように伝えることで、人を、組織を、日本を変えようとしているのか、美穂さんの考えをご紹介します!
【3. 身に付けるべき次世代の3大スキル】
身に付けるべき「次世代の3大スキル」はこちら!
3-1 コーチング(コミュニケーション)
まずコーチングです。
コーチングの基本は
「相手の状態より少し元気にお伝えする」ということ。
まずは寄り添い、関わり方を少し元気にするのです。
コーチングは「俯瞰力」と「ポジションチェンジ」
更に、コーチングの肝は「俯瞰力」と「ポジションチェンジ」です。
【俯瞰力】
コーチングには、自分が産まれてから、今の年齢に至るまでの過程を、実際に歩きながら振り返っていく手法があります。
これを「タイムライン」といいます。
実際に、タイムラインを歩き、その後、歩いてきた道から一歩外れて、「神様目線」で自分のタイムラインを客観的に見てみます。
これこそ「俯瞰力」なのです。
【ボジションチェンジ】
次にポジションチェンジ。
例えば、子供と二人椅子を横に並べて、楽しく話すシーン。
自分が右で、子供が左。
そして、実際に子供が座っている左に移動してみて、子供の立場になって考えてみるのが、「ポジションチェンジ」です。
すなわち、
大きく大局を見たいときは、「タイムライン」で俯瞰し、
人間関係を整理したい時は、「ポジションチェンジ」を使います。
タイムラインとボジションチェンジを使えば、あらゆる問題が見える化されるのです。
3-2 マネジメント(リーダーシップ)
続いて「マネジメント」
常にプレーヤーだと苦しい。
すべてを両立するために、あらゆるリソースを使う「ジャグリングスキル」が必要なです。
これは、家庭から始め、どこでも通用するスキルであり、
この「マネジメントスキル」こそがワーママを守るスキルです。
サーバントリーダーへ
そして、次世代で求められているリーダーは
「支配型リーダーシップ」から「サーバントリーダー」へと変わっています。
あるキリスト教のお話です。
羊が100匹がいます。
99匹はいましたが、1匹が見当たりません。
羊飼いは99匹を残して、1匹を探すべきでしょうか?
キリスト教では「探すべき」が答えです。
組織では「ピンチになった時に守る覚悟」が必要です。
「安心」「安全」が人を動かすのです。
それが、まさに「サーバント・リーダーシップ」であり、ワーママが得意とするリーダーシップなのです。
3-3 チームビルディング
最後にチームビルディング。
チームビルディングに必要な4セットは
- ミッション
- ビジョン
- 価値観
- 行動指針
です。
これは、前の記事ででてきた、必要な3つの「発想の転換」の1つ「目的思考」と共通しますね。
チームで「ミッション」を共有し、そこから「ビジョン」を具体化してから、「価値観」を共有しつつ、行動指針に落とし込んでいくのが、チームビルディングです。
【5. どのように組織を変えていくのか】
それでは、このような知識をどのように伝えることで、人を、組織を、日本を変えることができるでしょうか?
美穂さんの考えをご紹介します!
5-1 ワーママを変えるタイミング
まずは、これらをワーママに伝えるべきタイミングはいつでしょうか?
それは、「育休中、復職前」なのです。
実際、美穂さんは、ある大企業で、「育休中、復職前」の女性のマインドセットを変え、組織を変えた成功事例をお持ちです。
復職前の女性に、以下の3つを体験していただくことで、キラキラ輝き、活躍し続けるワーママに生まれかわり、更に組織の活力を生む源泉となっていくのです。
- 未来からのキャリアデザイン
- ファミリーチームビルディング
- 職場とのコミュニケーション
5-2 セルフイメージをあげる
また、「セルフイメージをあげる」ことも、ワーママには重要なことです。
管理職の女性でもセルフイメージが低い人が多いそうです。
専業主婦の親世代の我慢と期待が押し寄せているのでしょうか・・
自分を押し殺し、男性化して、必死で企業文化に合わせる方も多くいらっしゃるのですね。
そんな女性にこそ「セルフイメージ」をあげることも大事なのです。
5-3 上と下からの調和イノベーション
それでは、ボトムアップだけで組織は変わるのでしょうか?
そうではなく、ボトムアップだけでなく、トップダウンも含めた「調和からのイノベーション」が必要なのです。
上からは、経営戦略など「破壊的イノベーション」を仕掛ける。
下からは、現場のテコ入れを続ける。
そこが合わさった時に組織に大きなエネルギーが生まれます。
今回のまとめ
今回は、更なるステップアップのために、身に付けるべき次世代の以下の3大スキルを説明しました☆
- コーチング(コミュニケーション)
- マネジメント(リーダーシップ)
- チームビルディング
次回は、チームビルディングの中でも、特にファミリーに特化した「ファミリーチームビルディング」について説明します。
(↓次の記事)